オリジナルのウーツ鋼(南インド発祥)は、高い炭素含有量と帯状の模様が特徴の金属で、世界でも最上級の鋼のひとつとされていました。中世に名を馳せたダマスカス鋼の武器も、このウーツ鋼から作られていたといわれています。現代では、原材料や製造技術の違いにより、この金属を完全に再現することは難しいとされています。
「モダンダマスカス」とは、ウーツ鋼の模様を現代的に再解釈したもので、鋼の組成そのものよりも模様を指すことが一般的です。ロセリの手作業によるパターン溶接ダマスカスブレードは、1000層を超える鋼の積層によって生み出されています。