ナイフを研ぐときの理想的な角度について考えたことはありますか?ロセリには、お客様から「工場でどの研ぎ角度を使っているのか?」という質問をよくいただきます。そこで今回は、その秘訣を特別にご紹介します。これでご自宅のキッチンでも、プロレベルの切れ味を実現できるようになります!
まず、ナイフの角度について整理しましょう。多くのナイフは両側にベベル(刃の斜面)がついています。たとえば「15°の研ぎ角度」とは、両側をそれぞれ15°で研ぐことを意味し、合計すると30°の角度になります。
それでは、ロセリの研ぎ角度を「A角度」と「B角度」に分けてご説明します。(下の参考画像では、ロセリのハンティングナイフを例に、どの部分がどの角度に当たるかを示しています。)
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A = プライマリーベベル(9°)
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B = マイクロベベル(15°)
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C = スパイン(背部)
このように組み合わせることで、切れ味と耐久性のバランスを最適化しています。
ロセリでは、すべてのプライマリーベベルをわずかにコンベックス形状に研ぎ上げ、小さなマイクロベベルを加えています。すべて手作業で研いでいるため、角度には若干の個体差があります。
切れ味の悪いナイフにさよならを告げ、ロセリで精密な切れ味を手に入れましょう。楽しいシャープニングを!