Knife sharpening angles explained

ナイフの研ぎ角度を解説

ナイフを研ぐときの理想的な角度について考えたことはありますか?ロセリには、お客様から「工場でどの研ぎ角度を使っているのか?」という質問をよくいただきます。そこで今回は、その秘訣を特別にご紹介します。これでご自宅のキッチンでも、プロレベルの切れ味を実現できるようになります!

まず、ナイフの角度について整理しましょう。多くのナイフは両側にベベル(刃の斜面)がついています。たとえば「15°の研ぎ角度」とは、両側をそれぞれ15°で研ぐことを意味し、合計すると30°の角度になります。

それでは、ロセリの研ぎ角度を「A角度」と「B角度」に分けてご説明します。(下の参考画像では、ロセリのハンティングナイフを例に、どの部分がどの角度に当たるかを示しています。)

  • A = プライマリーベベル(9°)

  • B = マイクロベベル(15°)

  • C = スパイン(背部)

このように組み合わせることで、切れ味と耐久性のバランスを最適化しています。

ハンティングナイフ・アウトドアナイフに最適な研ぎ角度の選び方



ロセリでは、すべてのプライマリーベベルをわずかにコンベックス形状に研ぎ上げ、小さなマイクロベベルを加えています。すべて手作業で研いでいるため、角度には若干の個体差があります。

工場での研ぎ角度はおおよそ15°ですが、ハンティングやアウトドア用途でご自身で研ぐ場合は、マイクロベベル(研ぎ角度)を調整することが可能です。角度を大きくすれば刃持ちは良くなり、角度を小さくすればより鋭い切れ味が得られます。最適なパフォーマンスのためには 15〜21°の範囲を維持することをおすすめします。

  • A = プライマリーベベル(9°)

  • B = マイクロベベル/研ぎ角度

次の冒険に出かけるとき、研ぎ角度は単なる数字ではなく、最高の切れ味を引き出す鍵になることを覚えておいてください。


ロセリの研ぎアイテム
研ぎのレベルをさらに高めるために、ロセリではプレミアムシャープニングツールをご用意しています。

  • ダブルサイド・ダイヤモンドシャープナー
     一般的な砥石のように使えますが、より速く仕上がります。細目と荒目の両面仕様で仕上げ研ぎに最適。浸水は不要で、少量の水をかけるだけで使用可能です。

  • シャープニングストーン
     Wästikivi フィライト製の天然砥石で、すべてのロセリナイフの研ぎに適しています。研ぎの際は水をつけて滑らかに使用します。ひとつひとつ自然な粒度の違いがあり、何十年も長持ちします。

これでナイフを最高の切れ味に仕上げる準備が整いました!
さらに詳しい方法は、ダイヤモンドシャープナーの使い方動画ガイドをご覧いただき、ぜひ研ぎの旅を始めてください。

フル動画チュートリアルはこちら

切れ味の悪いナイフにさよならを告げ、ロセリで精密な切れ味を手に入れましょう。楽しいシャープニングを!

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